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2023.09.01 UP
令和5年度2学期始業式式辞
7月21日(金)の終業式で、全員の輝く「命」との再会を約束して始まった41日間の夏休みも、猛暑の喧騒を色濃く残したまま本日9月1日(火)の2学期始業式を迎えました。皆さんの明るい笑顔と輝く命を朝から目いっぱい感じ取り、約束なしに出会える場がある喜びを再確認したところです。
夏休み、いかがでしたか?
野球部の夏の大会でのベスト8及び私学大会での準優勝の活躍、剣道部の玉竜旗での頑張り、8月10日の大分合同新聞にも紹介された全日本高校・大学書道展で3年生の高橋萌さんの最高賞受賞、同じく8月22日の記事には、本校ボランティア部の「出張本屋さん」が紹介されました。
8月下旬は進路関係で個別指導を受け忙しい日々を送った3年生が多く見受けられました。将来を考えながらの生活の中で、成熟した大人社会で働く意義を感じ取った方もいたのではないでしょうか 。2学期も人生経験豊富な本校の先生方から多くの刺激を受けてどのような方向に進んでいくか自らの意志で決断していってください。
その際、自分のやりたいことと実際の進路が多少違っていて悩むこともあるかもしれません。そんな時はこう考えてみてはどうでしょう。
1年間は8760時間、そのうち仕事で働く時間はフルタイム労働で2000時間程度で全体の4分の1にもなりません。人生において残りの4分の3以上の時間を心豊かに過ごすことのほうがずっと大切なこととなります。心豊かな人々との交流や読書等で心を磨き、様々なツールを駆使して外の世界に触れながら、残りの4分の3以上の時間を充実させれば、進路先の迷いは軽減されると考えます。長い人生において、仕事以外の時間に誰と過ごすか、どう過ごすかは自分で選択することができます。自ら選択した時間を心豊かに充実させれば仕事も相乗的に充実することでしょう。
2学期も進路決定や学校生活の充実だけでなく、皆さんの「ずっと先の輝く未来」の充実を総合的に考える時間を持ってください。そのために、勇気をもって新しい場に一歩踏み込んでみてください。その場で出会う多種多様な人々や書物や情報が皆さんを刺激し、更なる勇気を誘発してくれことでしょう。今日からの皆さんの更なる輝きと勇気に期待し始業式の挨拶といたします。
2023.07.21 UP
令和5年度1学期終業式式辞
新型コロナ対策も緩やかな対応となり、コロナ禍以前の4年前に近づいた展開となった一学期も本日7月21日(金)に終業式を迎えることとなりました。新しい仲間や先生方を迎えての令和5年度一学期の高校生活はいかがでしたか? 地域で集う小中学校と違って高校は様々な地域の中学校から集まってきて集団を形成します。その中でできる話し相手や友人との交流は皆さんの自立の第一歩となります。「意外に簡単に友達ができた」「話をしたり聞いてくれる人がいる」等の新入生の言葉を聞き、もっともっと過ごしやすい学校にしようとうれしく思ったところです。
一学期の新しい学年での授業はいかがでしたか?学習内容が直接皆さんの夢へ直結するものであればモチベーションを維持して取り組むことができます。モチベーションを維持することが上手な生徒や選手は、いつも表情が輝いていて最善を尽くした動きと言葉で結果を出していきます。
6月2日(金)大分スポーツ公園レゾナック武道スポーツセンターで第71回高校総体の開会式が開催され本校の高橋萌(めい)さんが、県知事挨拶の次に生徒代表挨拶をしました。多くの来賓と県下の高校が勢ぞろいした中で、高校生らしい若さ溢れる爽やかな声を心地よく響かせてくれました。本校の学校教育目標の一つである「相手に伝わる話し方」を実践していただき、多くの方から賞賛の言葉をいただきました。
6月3日(土)から3日間、本校剣道部が同じくレゾナック武道場での個人戦・団体戦で
一瞬の動きの中での武道の美しさを存分に表現してくれました。惜しくも上位進出は果たせませんでしたが、高いレベルでの実力伯仲の接戦が多く勝敗は時の運であると感じました。特に最終日の個人戦は延長の試合が続き会場のすべての観衆を巻き込む大接戦を演じてくれました。ベスト16をかけた試合では、延長が何度も続き最後の最後で粘り勝ちし見事な輝きをみせてくれました。次の九州大会をかけた試合も互角の戦いで延長となり惜しくも敗れましたが、ここまでの本校剣道部の努力を感じさせた素晴らしい試合でした。
7月15日(土)別大興産スタジアムで開催された第105回全国高等学校野球選手権記念大分大会の2回戦で本校野球部が大分西高校と対戦しました。第3シード校として登場した本校野球部は初回本校岩田投手が相手打線を三者三振に打ち取る素晴らしい出だしでスタートしその後もこの一年間の努力の成果を十二分に発揮し1対0で見事初戦突破を果たしました。多くの関係者にこの一年間の成長ぶりを高く評価していただきました。
部活動に限らず皆さんの一学期の高校生活はその正否にかかわらず、これからの人生において自ら放つ若さ溢れる輝きを感じ取る意味のある期間であったと考えます。明日からの夏期休業や2学期には、その輝きに「実のある地道な努力」とそれに伴う「悔しさ」や「喜び」を加えて更なる輝きにしてください。3年生の就職や進学に向けて大きく動く8月下旬後の9月1日(金)に、全員の輝く「命」と再会できることを楽しみにして、終業式の言葉とします。
2023.06.05 UP
6月5日(月)朝会「『心地よい努力』と『イライラやストレスの伴う努力』の共存」
5月のゴールデンウイーク後の生活から1ヶ月、未来の幸せに向かって努力する高校生活が送れていますか?
目標に向かって一歩一歩歩み続けることの難しさに直面している人もいることでしょう。
進路決定や卒業という目標のさらに先にある「最終ゴール」の一つとして提示した「心豊かな人たちに囲まれ幸せに暮らす」には・・・自らが心豊かな人望を持つ人物に近づこうと、決してあきらめずに最善の努力を続ける「勇気」を持つことが大切であると前回の朝会でもお話をしました。
努力を続けることをあきらめると、将来他者に対してなにも求めないかまたは力づくで心豊かな人々や集団を求めるようになり、負の連鎖からか、本来の自分とは違う思いもよらぬ行動をとったりして、心豊かな人々や集団が自分から離れていく難しいパターンの人生展開になりがちです。
高校の3年間で自らが心豊かな人望を持つ人物に近づくことを決してあきらめずに
努力し続けてください。
もうすこし掘り下げると、
「心地よい努力」と「イライラやストレスの伴う努力」の共存を粘り強く続けようとすることが大切です。
そのためには、まずは心身の健康に伴う心の余裕が必要です。短時間でもいいので深い深い睡眠がとれるよう創意工夫をしてください。そして朝日を見ながら、朝起きて寝るまでに話す人がいる場所に約束なしに登校できる・出勤できる幸せを感じてください。
学校では授業の取組みが重要です。とくに授業担当の先生方とのキャッチボールができるかどうかが求められます。人生経験豊富な心豊かな先生方とのキャッチボールに生きるコツがたっぷり詰まっています。テストの点ももちろん大切ですが、それ以上に宿題提出や授業態度や授業での発言による授業担当者とのキャッチボールは「努力」の証(あかし)として大いに評価されることになります。
深い睡眠や授業への取組みに伴う努力は、続けていくと「心地よい努力」と感じられることでしょう。
学校や社会には、誰にでも苦手なタイプの人々や苦手な業務が存在し「イライラやストレスの伴う努力」を強いられることになります。最終ゴールの一つが「心豊かな人たちに囲まれ幸せに暮らす」としてさらに絶対あきらめないとしたら・・・かっとなって本来の自分とは違う思いもよらぬ行動をとることは得策ではありません。その一瞬はイライラやストレスから解放されますが数秒後から負の連鎖が始まりがちです。苦しい状況の時は「最善を尽くしチャンスを待て」です。スポーツではよく見られます。野球のピッチャーが大きく点差のついた試合でもバッターを打ち取るために一球一球丁寧に配球に注意しながらキャッチャーと英知を尽くして創意工夫しながら粘り強く投げている光景はまさに「最善を尽くしチャンスを待て」です。信じられない奇跡はこの積み重ねからかなりの高い確率で起こるものです。「最善を尽くす」のもう一つの例ですが、苦手なタイプの人と付き合うときはその人の長所を自分の能力として使い協働していく意識を持つことはかなり有効な手段です。
イライラやストレスが辛いときは、準備の行き届いた大人との触れ合いが大切です。本校では先生方や外部機関の方々が皆さんの目標達成のための努力の支援をしていきます。学校生活が送れるのは保護者や学校創設者をはじめとする関係者の方々の熱い想いと努力の賜でもあります。この空間がある幸せを今一度確認して、決してあきらめない努力を続けてください。朝起きて何もすることがない状況が2ヶ月続くと限界を超えたストレスとなるといわれています。もがきあきらめない自分の姿に自信と誇りをもって自分なりの充実した学校生活を送ってください。
2023.05.08 UP
5月8日(月)朝会「自分には価値があるんだ」
新入生を迎え一か月、新年度1学期もゴールデンウイーク後の充実した季節を迎えます。多少のストレスもあったかもしれませんが、一日一日を大切に過ごし最善を尽くしてきた皆さんのここまでの努力に敬意を表します。
将来の独り立ちに向けた個々の努力は大分国際情報高校という共同体の中で培われていきます。この共同体への所属感を皆さんはどう感じられていますか?
私は18歳で実家を離れるまでは世界の中心に自分がいました。周囲の人たちは自分をどう支援してくれるのか、自分になにをしてくれるのか、心の中は自己中心的な考え方が渦巻いていました。家を出て大分県を離れ大学という新たな共同体に所属したときに、「私は人生の主人公ではあるが、世界の中心ではない。共同体の一部、全体の一部なんだ」と痛感しました。自分が世界の中心だととらえても周囲の人々は私の期待を満たすために生きているわけではないので、自分の期待が満たされないときに「裏切られた」、「仲間ではない」と感じ仲間を失っていくことになります。自己への過度な執着は、仲間を失い孤立してしまうことは容易に理解でき、自己への執着は他者への関心に変わっていきました。更には大学という共同体に所属する人々はすべて私の仲間だという感覚に発展していき、人類みな仲間だというところまで実感できるようになりました。
4月28日(金)、3年生は城島高原パーク、1・2年生は平和市民公園での春季親睦オリエンテーションが実施されました。進路決定までの忙しい日々を前にした3年生の思い出作りを思い描きながら、平和市民公園での1・2年生の笑顔を一望しているとき、大分国際情報高校に所属していることに喜びや誇りを持つことができました。誰一人ここに集う人々に、「裏切られた」とか「仲間ではない」という雰囲気を微塵も感じなかったからです。他者に関心を持ちながら満面の笑顔で他者と交わる姿に、仲間意識を土台とした安らぎを感じ取ることができました。
共同体に所属することによる安らぎを感じ取れれば、自分はここに居ていいんだ、自分には価値があるんだと感じることができます。ある書物に「人は自分に価値があると思えた時にだけ勇気が持てる」と書かれていました。本校で最終的な生きる目標として掲げている「心豊かな人々とともに幸せに生きる」を達成するには「勇気」が必要であると昨年現2・3年生には何度も言ってきました。1年生の皆さんもこの共同体の中で自分には価値があるんだと感じ、幸せになる「勇気」を持ち続け、この共同体に所属し毎日約束もなしに会える喜びや誇りをさらに高めていきましょう。
2023.04.10 UP
4月10日(月)5限対面式
6日(木)の始業式で242名の在校生と、新年度、幸せなろうとする勇気を持ち前進することを確認しました。そして7日(金)、156名の新入生を迎えての入学式が挙行されました。混迷極めた社会情勢の中、計り知れない努力を重ね本校への入学を果たした新入生と、本校の創始者渡辺善市先生とその歴史について、更には学校教育目標が「夢の実現力と心豊かな人間性の育成」であること、そして3つの校訓「愛と犠牲の精神」「質実貢献」「実践躬行(じっせんきゅうこう)」についてその精神を入学式の中で共有しました。
本日の対面式の意義は、それぞれの目標に向かって前進していく在校生と新入生が心を一つにして大分国際情報高校という共同体の一員として仲間意識を感じ、これから訪れる困難を集団の力で克服していくことを確認することにあります。本校卒業時に誰もがそれぞれの幸せな人生に向けたスタートができるよう、3つの学年の交流が温かく日々展開されることを願います。義務教育を終えて大人の第一歩を踏み出す新入生が自信と誇りを持てるよう在校生の皆さんの温かい支援を期待します。
コロナ禍の中、古い旧態依然とした考え方から脱却し新しい時代の息吹を前面に出した教育活動を生徒・教職員が一体となって進めていくことを全員で確認し、対面式の挨拶といたします。
2023.04.07 UP
令和5年度入学式式辞
校庭や校舎を縁取る木々も緑豊かに色付いてきました。
すべてのものが躍動の気に満ち、新しい時代の香りも漂うこのよき日、学校法人渡邊学園 大分国際情報高等学校の入学式を挙行できますことは、誠に光栄の至りと心から感謝を申し上げます。
ただ今入学を許可いたしました156名の新入生の皆さん、入学おめでとう。教職員一同また在校生一同、皆さんの入学を心から歓迎します。
本日、皆さんの努力が実り、晴れてこの喜びの日を迎えることが出来ましのは、皆さん方の努力はもちろんのこと、保護者やご家族の励ましや、物心両面に渡る暖かいご支援があったからこそであります。先ずは感謝の気持ちを持っていただきたいと思います。
皆さんは一ヶ月前の地元中学校で、多くの仲間と、それぞれの進む道での健闘を誓い合い、今日の日を迎えました。その志を、この大分国際情報高校の3年間ずっと持ち続け、大きな飛躍を遂げてください。いつか故郷の地で小中学校の仲間と再び集まる日には、成長した姿を見せてあげてください。
さて、本校は、昭和11年ベルリンオリンピックにおいて、東京・ベルリン間の写真電送を成功させた渡邊学園創設者渡邊善市先生によって、昭和31年九州電波専門学校として別府市流川14丁目に開校しました。昭和34年に大分市に移転し、昭和41年から大分電波高等学校、平成10年からは大分国際情報高等学校と校名を変えながら、激動の昭和・平成・令和を駆け抜けてきました。その間、新しい時代の多種多様な進路への対応を見据え、情報化社会・国際化社会に貢献できる普通教育と専門教育を施し、これまで多くの有為な人材を卒業生として輩出してきた、創立「66」年目を迎える高等学校です。
一人一人を大切にし、自立した夢の実現力と心豊かな人間性を持った人材を育成していくことを学校教育目標に掲げ、生徒たちは自己実現に向け日々切磋琢磨しています。
さて、入学にあたり、まずしっかりと胸に刻み込んでもらいたいことは、3つの校訓です。
1つめは「愛と犠牲の精神」です。
何のために生きているのかと思い悩むときに、だれもが到達する人生の極意です。多種多様な人々が混在する複雑な社会において、共通する究極の思いで社会貢献していくことが求められています。
2つめは、「質実剛健」です。
自分をよく見せようと飾るのではなく、誠実で心も体もたくましい様を言います。人として中身をしっかり充実させ誰からも愛され、心豊かな人々に囲まれて健康的な幸せな人生を送ることを目指します。
3つめが「実践躬行(じっせんきゅうこう)」です。
言葉だけでなく、他人の力を借りずに実際に行動してみることが大切であるという意味です。
高校卒業後は自ら動き、自ら計画・準備した日程での、独り立ちした生活が待っています。そしてその生活が一生続きます。この3年間はおそらく100歳以上生きる事になる皆さんの人生の準備期間となります。進路決定や卒業がゴールではなく、今後、大分国際情報高校で培った力によって、未来の職場や地域で、幅広い世代の方々に慕われ、頼りにされ、生き生きと活躍し、更には心豊かな人々に囲まれ幸せに暮らすことがゴールであると考え前に進んでいってください。多くの仲間や教職員・卒業生・地域の方々そして保護者の方が独り立ちの準備をするあなた方に暖かい支援の手をさしのべることでしょう。
悩みや不安を抱えていても、日々約束しなくても大分国際情報高校に集まれる幸せを感じ、決して夢をあきらめることなく、最善を尽くし必ず訪れるチャンスを待ちましょう。
ここで、保護者の皆様にお祝いとお願いを申し上げます。お子様のご入学、誠におめでとうございます。心からお祝いを申し上げます。教職員一同、本日より責任を持ってお子様の教育に当たります。しかし真の教育は学校だけで実践できるものではありません。ご家族のご協力が欠かせません。朝の「行ってきます」、帰宅しての「ただ今」に始まる挨拶や礼儀は、ご家庭でも身につけさせて下さい。時には厳しく指導し、そして時には優しい愛情を注いで、家庭と学校が密に連携して心豊かな人間の育成を図っていこうではありませんか。
3年後の新入生の皆さんの大人びて晴れ晴れとした表情で臨む卒業式を楽しみにして、入学式の式辞とします。
令和五年四月七日
大分国際情報高等学校
校長 木戸孝明
2023.04.06 UP
4月6日(木)令和5年度一学期始業式式辞「夢の実現力」
3月25日(土)14:30より桜が咲き始めた別大興産スタジアムで第152回九州地区高等学校野球大会大分県予選の1回戦で、本校野球部が秋の大会では敗れた別府翔青高校と対戦しました。試合は本校岩田君の粘り強い好投もあって3対1で1回戦突破を果たしましたが、冬を越す間に大きく成長した姿を見せてくれました。積極的で活発になった打撃、安定感を増したミスのない守備、1塁の梅木君を筆頭に心の底から湧き出る掛け声等、高校生の季節を超えての成長は秋のシーズンを終えてからの地道な努力が感じられ清々しい気持ちになります。数多くの緊迫した場面で自ら考え自ら動き最善を尽くそうとする姿に成長の姿が見られ大人びたチームカラーの片りんを見せてくれました。「最善を尽くしチャンスを待て」を合言葉に夏に向けて更なる活躍を期待します。
さて、春の訪れを感じながらも、新たな目標に向かって飛び立っていった卒業生や先生方の思いがまだまだ残る本日、2023年令和5年度始業式を、新3年生・2年生になった皆さんと挙行できることを大変嬉しく思います。一つ学年があがり自分の成長を肌で感じ取っている方もおられることでしょう。中学校を卒業してここまであっという間に大人っぽくなった皆さんの成長は周囲をたびたび驚かせます。今年度も学校教育目標を「夢の実現力と心豊かな人間性をもった、社会が求める人材の育成」として、保護者の方々と連携して皆さんの更なる成長を見守っていきたいと考えます。
明日挙行される入学式を挟んで実力考査・対面式そしてクラスマッチで幕を開ける新年度の冒頭に、皆さんへ恒例のお願いがあります。それは皆さん自身の将来の幸せなイメージを描いてみてほしいということです。個々で時期は異なりますが就職先の決定及び充実した社会人としての毎日、また良好な人間関係の下での穏やかな笑顔が満ち溢れる日々の暮らし等々・・・。幸せのイメージが描けたら、絶対にあきらめない「勇気」と具体的な力が必要になります。本校での学びを含めて修得した基礎学力、コミュニケーション能力含めた良好な人間関係を構築する力、相手方に心地よさを与える挨拶や身だしなみや礼儀作法、心身の健康管理能力、政治経済等の社会・労働知識・・・学校教育目標に掲げている夢の実現力を持つことはこのような力を身に着け発揮する「勇気」を持つことから始まります。勇気をもって幸せな状態を獲得しようと日々努力している方の表情はいつも美しく魅力的です。その方の周囲に集まる方々も正の連鎖で美しく心豊かな雰囲気に包まれることになります。本日の始業式の皆さんの表情は、「さあ始まるぞ」という日であるからか、いつも以上に美しく輝きを感じさせます。
さて明日の入学式で156名の新入生を迎えることになります。大分国際情報高校という共同体への加入に魅力を感じてもらえるように、2・3年生と教職員がこの始業式を通して心を一つにして今からの時間を充実させていきましょう。10日(月)5限の対面式に約束もなしに集まれる喜びをイメージして始業式の式辞といたします。
2023.03.20 UP
3月20日(月)修了式「自立への入り口~他者を尊敬する」
世界は終息を見せないコロナ禍の喧騒が続き、更にはウクライナ情勢やトルコ地震で揺れ動いています。そんな中、大分国際情報高校の3年間で自分なりの自立を果たした73名の3年生が、先日自分の選んだ新たなる道に羽ばたいていきました。特に最後の1年間の自立への成長速度は驚くべき速さであったと感じました。
この1年、本校は多くの制約を受け、教育活動のいたるところで我慢を強いられ生徒の心身の健康への影響も不安視されましたが、生徒・教職員が心を一つにして乗り切ってきました。
そして、コロナ禍にしてもウクライナ情勢やトルコ地震にしても、世界中の人々が一つにならないととても解決できないことを思い知らされました。
本日、平穏に修了式を迎えられたのも、皆さんを含めた世界中の人々の努力の賜物であるとも思えます。
皆さんは、進級した来年度4月6日(木)から新しいステップを踏み未来に備えます。
この誰も経験したことのない情勢の中、若い皆さんの自立への成長を願い、また他者や社会への貢献ができるスキルと心の豊かさの修得を期待し、多くの方々が皆さんの日常の努力に対して様々な支援や助言にあたります。
しかし「自立」への道は、自分から動かなくては身に付きません。明日からの春休み、自立に向けて、具体的にはどこから始めればいいのか。
自立への入り口は、①自分の現状の理解②自分の行動に責任を持つ③他者の気持ちを考える3点と言われています。特に③番目の他者理解は、具体的には「他者を尊敬すること」であると考えます。自立は自分の枠内ではなく他者の存在の中で育まれていくものです。
特定の他者を尊敬するのではなく家族や友人、通りすがりの見知らぬ人々、更には生涯会うことのない異国の人々までありとあらゆる他者を尊敬するのです。ナチスの迫害を逃れドイツからアメリカへ渡った社会心理学者のエーリッヒ・フロムはこう言ってます。
「尊敬とは、人間の姿をありのままに見て、その人が唯一無二の存在であることを知る能力のことである」
世界にたった一人しかいないかけがえのない「その人」をありのままに見ること、そして、その人がその人らしく成長発展していけるよう気遣うこと、それが「尊敬」であると述べています。尊敬respectの語源となるラテン語respicioには「見る」という意味があります。
他者をよく見て、何一つ否定せず、何一つ強要せずありのままのその人らしさを受け入れ尊敬する。つまり他者を尊敬しつつ、他者に関心を寄せていく。すなわち「他者の関心事」に関心を寄せる。その時に他者は自分は一人の人間として尊敬されていると実感します。
その心豊かな他者に囲まれて、心身の自立・将来の職場や家庭での自立・経済的自立を図っていってください。
明日から新年度始業式までの期間、社会情勢も大きく動くことでしょうが、一日を決して無駄にせず、今を大切にし、自立に向けて自ら動く成長の春休みにしていきましょう。
2023.03.01 UP
令和4年度第66回卒業式式辞
中学校での卒業式からあっという間の3年・・・・前方に見える自分の未来に繋がる道を、いよいよ一人で歩き始めようとする晴れがましい旅立ちの日、学校法人渡邊学園大分国際情報高等学校第66回卒業式を挙行できますことは、誠に光栄の至りと心から感謝を申し上げます。
ただいま73名に卒業証書を授与いたしました。皆さん、卒業おめでとうございます。
朝や帰りのホームルーム、気の知れた仲間と受けた数多くの授業、部活動、学園祭、そして進路への挑戦・・・
中学3年次3学期から突然始まったコロナ禍。その真っただ中にさらされたこの学年は、入学直後の親睦行事が中止となり、5月からは分散登校を強いられる等、マスク越しの厳しい環境の中での前代未聞の高校生活でした。
しかし、この三年間皆さんは失敗を恐れず立ちはだかる壁を登り続け、限界まで努力する自分の能力を信じて、夢を追いかけてきました。
とくに授業や検定取得への意欲は素晴らしく、工業科の生徒・教員が一丸となって補習や課題に取組み、情報技術社会に飛び込む各々の礎を築きました。普通科クラスも難解な授業内容に対して互いに切磋琢磨しながら、粘り強くそして元気に授業に取組む姿が多々見られました。
1年次のクラス動画作成、2年次は松栄山公園での親睦オリエンテーションや大洲での学園祭の要素を取り入れた体育大会、そして3年次の城島高原パークとコロナ禍の中での制限のかかった行事でしたが、はじける笑顔で心温まる表情を見せてくれました。
これらの取組みや活動は、皆さんにとって、生涯の財産であり心の糧となることでしょう。今後は、資格取得や進路決定そして卒業がゴールではなく、大分国際情報高校で培った力によって、将来の自分の居場所となる職場や地域で多くの人に慕われ、頼りにされ、生き生きと活躍することがゴールであると考えて前に進んでいってください。
社会に目を向けてみますと、コロナ禍の中での経済活動の低迷、地球温暖化に伴う異常気象での災害、混沌とした国際情勢と近隣諸国との緊張状態、地方創生の推進、少子高齢化に伴う人材不足・・・・今も日本は厳しい状況が続いていますが、徐々に混迷から安定・発展へと日本社会は確実に進んでいます。
明日からは社会と対峙し社会に貢献していく生活が始まります。大人の仲間入りは様々な困難との出会いでもあります。
偉大な英国人第一位に選ばれたこともあるウィンストン・チャーチルはこう言っています。「困難に立ち向かえば困難は半分に感じられ、逃げれば倍になって迫ってくる」と。 困難に立ち向かうためには、大人としての知識や教養が必要です。
ある弁護士が、昨今大きな社会問題となっている「ブラックバイト」を例に挙げ、「学生生活が破綻。それでも抵抗しない学生たち」と題して以下のように述べています。
学生の労働知識不足は深刻。企業や社会で「適応」ばかり教え、「抵抗」を教えない。その結果、被害者である学生たち自身が、置かれている状況の異常さを認識できないと。
また、今年は4月の任期満了に伴う大分県知事選挙・大分県議会選挙・大分市長選挙が予定されていますが、2015年から選挙権年齢が18才以上に引き下げられ、いよいよ皆さんも有権者となります。自分の暮らしている地域や日本・世界の未来について考え、国家・社会の責任ある形成者として、主体的に社会に参画していく事が求められます。
労働知識や政治的教養を含めた、大人としての常識をしっかり身につけて困難に立ち向かってください。
また、学校生活で多くの人と出会い交流して培ってきた経験を活かし、一日一日、最善を尽くし、粘り強く生きていってください。皆さんなら きっと困難を乗り越えることが出来ると信じています。
最後に、保護者の皆様方へひとこと申し上げます。本日のご卒業、誠におめでとうございます。子育てのスタートから今日までの偉大なストーリーに敬意を表します。また、保護者の会の活動での温かいご支援に対してもお礼申し上げます。
全教職員一丸となって勤労観・職業観の育成を軸に、社会の荒波を生き抜く力の育成に全力を注ぎ教育して参りました。何かとご苦労やご心配も多かったことと思いますが、本校の教育に深いご理解とご協力をいただきありがとうございました。今後とも本校への変わらぬご支援をいただきますようお願いいたします。
さあ旅立ちの時、卒業生の皆さんの今後の限りない発展とご活躍を祈念いたしまして式辞と致します。
2023年令和5年3月1日
学校法人渡邊学園 大分国際情報高等学校
校長 木戸孝明
2023.02.06 UP
「高校卒業までになすべきこと」
1月31日(火)より、3年生が自宅学習期間に入り、一般入試後の本日は少し寂しい感じがする日となりました。3月1日(水)の第66回卒業式を控え、新しい場所で新たな生活が始まる3年生の旅立ちの準備にエールを送りたい気持ちになります。
在校生の皆さんもこの時期、自分の進む道がおぼろげながら見えてきた人もいることでしょう。未来に待ち受ける大人社会は、皆さんの世代をどのように見ているのでしょうか。
ある機関誌は就職戦線を勝ち抜いた「就活エリート」の特徴を、少し厳しい見方で次のように述べています。
①失敗を極度に恐れる。
②自分の能力を棚に上げて要求ばかりする。
③自分が思い描いた環境から外れるとモチベーションが急落する。
④自分の理想とかけ離れた現実に直面すると、そのギャップに絶えられずアイデンティティが崩壊してしまう。
さらになぜそうなったかについて続けて次のように述べています。
コミュニケーション能力などに優れた就活エリートは、ゲーム感覚で難なく面接をくぐ り抜ける。結果、「ゲームに勝つために作りあげた自己像」に逆に縛られてしまう。
高校や進学先での就職戦線を勝ち抜いたとしても、新しい場所での新たな生活でうわべを取り繕っても大人社会に見透かされてしまう現象が多くみられます。自分を必要以上に大きく見せず、失敗を恐れず、組織から与えられた課題に立ち向かい、困難な場面では仲間とともに自分を失わず前進していく姿が大人社会では求められています。
うわべの努力だけでは、モチベーションも上がらず学習中も眠くなってしまうことでしょう。高校卒業までの期間に何をすべきかわからなくなってしまう時、今何が課題なのかを自ら考え自ら解決のために行動できるかが鍵となります。今一度、自ら一歩踏み出して行動することを考えてみてください。更には自分でストレスをコントロールする力をつけコミュニケーション能力の育成につなげてみてください。
皆さんも3年生のこの時期には、その努力が自信となって充実した卒業式を迎えてほしいと願います。
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好きをミライに
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